interview

事業を成長させる 開発組織をつくりたい

開発チーム エンジニアリングマネージャー

/2022年入社

2003年、SES企業に入社。金融システムや構成管理ツール等の開発に従事し、主にバックエンド開発を経験した。その後、SIer企業に入社し、官公庁系システムの開発を担当。2008年から事業会社に転職し、人材紹介会社向けSaaSシステム、携帯ゲーム、広告配信ツール、広告ソリューションなど、 多岐にわたるプロダクト開発を担当した。これまで経験した開発言語は、Ruby / Java / PHP / Perl / Visual C++ / COBOLなど。バックエンドエンジニア / Webアプリケーションエンジニア / フルスタックエンジニア / マネージャーを経て、2022年にAcallへ入社。開発チーム・プロジェクトマネジメントチームのエンジニアリングマネージャーを担う。

本記事は2022年 10月時点のものです。

Acall入社の理由

前職は大手広告代理店グループ会社の開発チームに所属し、開発エンジニアとして子会社に出向していました。当時はエンジニアリングを通じて企業の成長を実感できる環境で、とても楽しかったのを覚えています。当初、開発チームは3名程の規模でしたが、徐々に人数が増えて組織が大きくなったことで、開発チームが本社に所属することになりました。所属する組織の規模が大きく変わり、これまでと全く異なる環境になることをきっかけに、大企業とベンチャーのどちらの環境で働きたいのかを考えるようになりました。私自身の軸として、プロダクトや事業成長に関わることができる開発組織でエンジニアリングマネージャーをやりたい、という想いがありました。組織ができあがった企業ではなく、発展途上の企業で事業成長に結びつくエンジニアリング組織をつくりたかったんです。

転職活動をするなかでAcallと出会い、 “「くらし」と「はたらく」を自由にデザインできる世界を実現する ” というビジョンに衝撃を受けました。当時、開発チームのマネジメントをするなかで働き方に課題を感じていたので、すごく惹かれるものがありましたね。業務の忙しさから長い期間をかけて転職活動をしていたのですが、「今やりたいことをやらないと後悔する」と感じて転職を決意したタイミングで出会えたことにもご縁を感じました。

普段の業務

業務の大まかな割合としては、既存機能の課題・問題についての対応が30%、開発の体制、開発フロー/規定等の仕組み化や整備・検討が25%、プロジェクト進行や関係各所との調整が25%、他チームとの連携が10%、採用活動が10%くらいですね。そのなかでも私が特に注力しているのは、個々が高いパフォーマンスを発揮できる環境を構築することです。環境構築の一環として、開発チームと他チームの連携方法をどうしていくのかという視点も重視しています。

Acallは開発組織が急速にできあがっていく段階なので、開発チーム内に閉じてしまうのではなく、他チームとコミュニケーションを取りながら開発体制を構築していくことが大切だと考えています。組織横断で進めているプロダクトビジョン実現を目的としたプロジェクトでも、開発チームのリソースや技術、プロダクトの実現方法について関係各所と協議しながら決めるようにしています。

所属チームの体制

エンジニアリングマネージャーとして、現在2つのチームのマネジメントを行っています。一つは技術負債の解消を目的としたプロジェクトをマネジメントするプロジェクトマネジメントチームで、社員1名が在籍しています。もう1つは開発チームです。社員10名、業務委託メンバー7名の合計17名で構成されています。Acallが提供するプロダクト「Acall」は、受付システムや会議室予約システム、座席予約システムなど、様々な機能があるのですが、開発チームが全ての開発・保守運用をしています。

現在は、バックログの優先順位に応じて開発できるように、2チームに分かれて小回りが効くスクラム体制をとっています。各チームはフロントエンド・バックエンドが混合で所属していますが、どちらのチームもロールで分けず、誰もがどの開発タスクでも取れるようになっています。チームごとに担当機能を分けることもしていないので、もともとフロントエンドのメンバーもバックエンドのタスクやアプリの開発にも携わることができる環境になっています。メンバーは本当にみんな優しい人が多くて、和気あいあいとした雰囲気のチームですね。

今後やっていきたいこと

事業に貢献できるようにプロダクト価値を高めていきたいです。結果として上場できる企業に成長させることができると嬉しいですね。そういったプロダクトが作れる組織であるためには、エンジニアが気持ちよく働ける環境や品質・スピードが担保できる仕組みづくりが必要です。私もまだ手探りの状態ではあるのですが、会社が求める売上や粗利を達成できる組織を作っていきたいですね。

同時に、体制づくりや制度づくりを通じて、技術向上などのスキルアップやチームメンバーの成長につながる組織でありたいなと思います。エンジニアはプログラミングをして開発することが楽しくて、この職種を選んでいる人が多いので、エンジニアリングの楽しさやメンバーが自分自身で技術的な課題に挑戦できる環境は常にマネージャーとして提供できるようにしていきたいですね。やっぱり、ワイワイガヤガヤと楽しく開発できるといいなと思います。

「くらし」と「はたらく」のデザイン

自分の人生でやりたいこととして、力を入れるべき時は頑張って働きたい。だからといって家族との時間を蔑ろにしたくないので、「くらし」と「はたらく」のデザインは普段から意識しています。Acallは仕事に支障がなければ休みも取りやすいですし、フルフレックス制度を取り入れているので、妻の休日には長めの休憩をとって近所でランチをするなど夫婦2人の時間を過ごしています。土日は家族で過ごすことが多いのですが、夫婦2人の時間は多くないので、平日にそういった時間が取れるのは嬉しいですね。

もっと言うと、まだ子どもが小さかった15年前くらいにこれをやりたかったです(笑)当時は平日の帰宅が遅かったので、子どもと顔を合わす機会が少なかったんです。今の環境だったら子どもや家族と一緒に過ごす時間がもっとあったんじゃないかなと思います。今後Acallで仕事をしていく結果として、子どもたちが社会人になる頃にはAcallが目指す社会が日本の標準になっているような状態を作っていきたいですね。