interview

技術と組織連携で 事業を成長させたい 

SREチーム エンジニアリングマネージャー

/2019年入社

台湾の国立大学院で電子工学の修士号を取得したのちに日本へ移住。2017年に国内のSler企業に入社し、越境ECサイトのバックエンド開発・保守運用に従事。その後、Acallへ入社し、バックエンド開発と兼務してインフラ設計を担当。インフラチーム(現SREチーム)立ち上げに参画し、現在はSREチームのマネジメントを担う。主にバックエンドとインフラに関わる技術である Go / TypeScript / AWS CDK / AWS CloudFormation / SQL 等 を扱っている。取得した認定資格は、AWS Certified DevOps Engineer - Professional、AWS Certified Developer - Associateなど。

本記事は2022年 10月時点のものです。

Acall入社の理由

前職はSler企業で越境ECサイトのバックエンド開発・運用・保守を担っていました。ECシステムのPCI-DSS対応、レガシーシステムのコア改修、業務改善など、プロジェクトを通じて課題を分析し、目標を明確化。他部署と連携して問題解決をしたり、社内でノウハウがない技術に取り組むことも私の役割でした。当時はオンプレミス環境だったのですが、趣味でAWS Certified Developer - Associateの資格を取りました。働いていくうちに、習得したスキルをもっと活かせる環境に移りたいと思い、転職を考えるようになりました。

当時のAcallに、前職で同じ職場だった方がAcallでエンジニアリングマネージャーをやっていて、その方に声をかけていただいたんです。転職活動では他の会社も受けていたのですが、最終的に今後のキャリア形成で必要なスキルアップができそうなAcallに決めました。Acallに入社を決めた理由は3つあります。1つ目は、採用している技術スタックとAWSで動いているプロダクトであること。2つ目は、IoTやiOSなど、さまざまなアプリ開発が経験できそうだったこと。3つ目は、事業としてスケールしやすい特徴を持っているSaaSだったことです。以上のことを総合的に考えると、これまでよりも大規模なシステム開発ができるのではないかと考えました。

普段の業務

今はSREエンジニアとしての業務とマネジメント業務を兼務しています。SREチームの業務として、システム全体の安定性を向上させるメインミッションがあります。入社当時からサービス導入社数が大幅に増えたこと、プロダクトのラインナップが増えたことから、交換性・可用性・可観測性・拡張性など、複数の視点を鑑みて何をすべきか。考えられる様々な改善手法にあるメリットデメリットのバランスを考えて、会社にとって最大の利益を出せるように実行していくのはSREの視点ですね。

その過程では、やはり開発チームと連携する必要があります。技術領域が異なる開発チームと課題解決の議論をするためには、SREエンジニアの技術・知識・開発経験など、幅広い領域を網羅していなければなりません。同時に、お金と時間の軸を考慮することも重要です。タスクとしては、ネットワークやインフラを中心に、アプリケーション開発に携わるケースもあります。まだSREチームは人数が多くないので、チームとしての優先順位をスピーディに判断するために、毎朝ディスカッションの時間を設けるようにしています。

所属チームの体制

SREチームは、僕を除いて2名の社員が在籍しています。バックエンドとサーバー管理の経験が豊富なインフラエンジニアが1名、ネットワーク機器管理出身のエンジニアが1名です。僕を含めたチームメンバー3名で技術領域を補完し合っている形ですね。カンバン方式で計画管理していますが、3名の技術領域で担当を分けていることが多いです。クラウドだけでなく、オンプレミス環境の経験があるメンバーもいるため、IoT関連・プロダクト導入時のネットワーク関連のトラブルにも対応できるなど、プロフェッショナルなチームですね。

それぞれ得意な技術領域が異なるメンバーなので、同じ事象に対して、冷静に、論理的かつ合理的な意思決定やディスカッションができています。一方で意見が分かれることもありますが、その時はみんなで議論して「多分これが当たりそうだ」という結論になったら、その意見を出した人が主軸になって担当するという形で進めています。 誰か1人に仕事をお願いするのではなくて、チームの力で課題解決するようにしています。

今後やっていきたいこと

スタートアップを上場させるために必要なことを実行していきたいですね。チャレンジ精神が強めのエンジニアにとっては、魅力的な体験ができる職場じゃないかなと思います。スキル面では、AWS Certified DevOps Engineer – Professionalの資格を取得して、DevOpsに関しての基本要素はなんとなく理解しているつもりですが、やはり実務で多くの経験が必要なので、もっとレベルアップしていきたいです。セキュリティ領域も体系的に学びたいですし、スクラムマスターにも挑戦したいですね。
事業視点では、ファイナンス領域の知識を持ちたいと考えています。例えば、エンジニア採用で何名が必要で、それがPLにどのくらいインパクトを与えて、どのくらいのROIを見込めるかなど、そういったことがわかるようになりたいと考えています。

「くらし」と「はたらく」のデザイン

僕は旅行が好きなので、いろんなところに行っています。旅行以外にも、東京に1週間住んでみたり、オフィスがある神戸と東京で二拠点生活をしてみたり、いろんなパターンで働き方を試しています。つい最近は、航空会社のキャンペーンを使って、1日で日本を一周してみました。神戸→北海道→名古屋→沖縄→神戸というプランでやってみて、自分の体力と時間の限界値は1日最大4便までということがわかりました。さすがに4回飛行機に乗ると酔いますね(笑)
二拠点生活を視野に入れると長距離移動が必ず発生するので、どこまで移動できるか検証してみようと思って軽い気持ちで試してみました。「くらす」と「はたらく」を考えると、「時間」の他に「場所」も大事だなと思っています。僕としては技術界隈のカンファレンスの開催場所を考えると神戸と東京の二拠点がいいんじゃないかなと考えてますが、今後もいろんな働き方を試して決めていきたいと思います。