2017.09.22

ミスターミニットから学ぶ「現場に宿る力」とは


企業にはそれぞれのミッション・ビジョン・バリューを掲げて経営されておられますが、私は特に『途上国から世界に通用するブランドを作る』という理念で立ち上げたバッグの製造・販売会社であるマザーハウスを好んで愛用しています。仕事柄、PCを持ち歩くのが当たり前になって来たため2年前からリュックタイプの鞄に買い替えたのですが、未だにへたらず活躍してくれています。そんなマザーハウス出身者として活躍しておられる、ミスターミニットの迫社長の「現場力」に関する記事を拝見しました。

「お前ウザい」で覚醒 29歳社長、無気力職場に学ぶ (2017年9月19日 NIKKEI STYLEの記事より引用。)

中でも特に印象深かったのは、社長に就任した際、まず社員からの信頼を獲得するために小間使いに徹し行動していたことです。

「そこからはひたすら店舗を回り、小間使いのように現場の要望を聞いて回りました。『暑い』と言われれば扇風機を設置し、『棚が欲しい』と言われればすぐ作りましたし、『靴修理の材料がイマイチ』と言われれば、別のサンプルを探して持って行きました。コスト度外視でとにかくスピーディに現場が欲していることを実現することに徹しました。それを半年ぐらい続けていくうちに、現場の雰囲気が変わってきたんです。率直に意見を言ってくれたり、ポジティブな提案をしてくれる人が増えてきました。前経営陣とうまくいかずに辞めた社員も50人以上戻ってきてくれました」 ※NIKKEI STYLEの記事より引用。

営業活動もそうですが、人(お客様)から信頼を獲得するのはそう簡単なことではありません。どんなに優れた提案力やリーダーシップ力を持っていても、結局人と人との心が通じ合っていないと信頼を獲得することはできないと思います。
(ちなみに私は、自分自身できることは限られていると思うので、お客様からの質問に対しては”早めにレスポンスをする”ことを常に心がけるようにしています。)

また、現場の方々から信頼を獲得する、というのは自分を理解してくれる以上に会社の課題を浮き彫りにしてくれる大きなメリットがあると感じています。仕事柄、物流関係の現場によく足を運ぶ機会があったのですが、生産工程とお客様の指定時間との兼ね合いを考えた輸送スケジュールや、目まぐるしくフォークリフトが動く積み込み現場などを目にすることで、数字ばかりの物流データからでは理解できない、「現場の事情」を深く知った上で改善提案しやすくなった経験があります。(逆に知りすぎて提案しづらくなるケースもありました。。無知というのはある意味最強ですね。)

私にとって現場は、お客様との対面の場であったり、開発メンバーの苦悩を側で見守ることであったり、テストでUI/UXを確認することであったりと様々ですが、感じたことは社内で共有し、良いプロダクト作りに貢献していきたいと思います。