2016.04.18

ロータリー職業奉仕卓話での内容


先日のロータリークラブで職業奉仕卓話の機会をいただき、以下のお話をさせていただきました。

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職業卓話(4月11日)について   長沼 斉寿
演題:これからのワークスタイルについて

内容:
英オックスフォード大学のマイケル A. オズボーン准教授およびカール・ベネディクト・フレイ博士との共同研究The Future of Employment(2013)および野村総合研究所の調査によりますと、10~20年後に、日本の労働人口の約49%が就いている職業において、人工知能やロボット等で代替されうるという調査結果が出ました。

これらの仕事にすべて共通することは、定型的な仕事ということです。

2045年には人間の能力をコンピュータが超えるといわれていますが、もっと早くなるという見方もあります。

これはSFのような絵空事の話ではなく、現実になろうとしています。

一例を上げますと、この1,2年で、「IOT」という言葉が話題になっています。これはInternet of Things(モノのインターネット)という意味で、色々なモノがインターネットに繋がるということです。

これを容易にしたのは、1.センサーが小型化、廉価になったこと、2.安価に大容量のデータを処理できるクラウドサーバーが普及したこと、3.それらがインターネットでつながったこと、があげられます。代表的な例では、車の業界がそうです。センサーは目、耳などの人間の感覚器の役割を果たします。そしてセンサーから得た情報はインターネットを介してコンピュータによって処理されて、処理結果が電気信号を通じてモーターに伝えられ、モノを動かす事ができるようになります。

私達の取組み例をご紹介しますと、最近スマート受付システムを開発しました。これは私達のような小さいベンチャー企業では受付業務のためだけに人を雇うことはできないので自社用途として受付業務の簡素化のために開発したのですが、他の企業様からも導入したいという問合せが複数ありました。その内容は、人材不足が背景にあり、受付体制を3名から1名にして、その代わりをシステムで対応したいという内容でした。

一方で人間らしい問題も同時に起こってきています。それは「働く人の心の問題」です。健康経営という言葉を最近よく耳にしますが、まさしく社員が心身ともに幸せな仕事をすることが企業経営の発展に不可欠な時代となっています。これは、市場環境の変化に労働環境の変化が追いついていないことが原因と考えられます。厚労省が従業員へのストレスチェック制度を2015年12月から義務化しました。これは国内において、過労による自殺者が増えていることが引き金になっています。

これからの企業に求められることは、働く人が幸せに働ける環境を整備することは言うまでもなく、人間本来の創造的な仕事ができる機会をいかに企業として提供できるかが重要になるのではないかと考えます。

 

 


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